お知らせ

夏の終わりとお米の成長

夏の終わりが近づくころ。
昼間はまだまだ残暑が厳しいものの
夕方、日が落ちてくると気温が下がり、ヒンヤリとしてきます。

じつは、この時期の「昼」と「夜」の温度差は
お米の成長にとっては、とても大切です。

暑い日は、人間には過ごしにくいものですが、稲にとっては適しています。
涼しいよりも、暑いほうが成長するのに都合がいいのです。

それは、高温と、降り注ぐ太陽の光によって
光合成を盛んにおこなうことができるからです。
植物は、水と二酸化炭素を取り込んで
「光合成」をおこない糖分を作り出していきます。

日が沈み、光合成ができなくなると、イネは葉っぱで作った糖分を
夜のあいだに稲穂に送ります。これを「転流(てんりゅう)」といいます。

とはいえ、一日中高温で、太陽光が降り注いでいても良くありません。
夜の気温が高いままだと、イネは呼吸活動が盛んなままで
せっかく昼間に作った糖分を、呼吸で消耗してしまいます。
ですから、夜の温度は低いほうが、たくさんの糖分を稲穂に送ることができるわけです。

「昼の暑さ」と「夜の涼しさ」。
この温度差が、美味しいお米を作るといっても過言ではありません。


「おりもと農園」のある千葉県いすみ市は
自然豊かで、米作りに適した環境があります。
そこでは、夷隅産コシヒカリ・夷隅産ヒメノモチを生産しています。

タンパク質やビタミンEなど
栄養価の高いお米で、ふっくらとして風味豊かです。
是非ご賞味ください!

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